個人的不定期雑感はてな

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こち亀最終回。

こち亀』が、昨日で最終回となりました。本当に、終わってしまいました…。
「そろそろ最終回なんだって」という噂から、段々と現実味を帯びてきて、それでもなお信じられなかった。少なくとも自分にとっては『まる子』『サザエ』に続く、お茶の間アニメとも言う位置に居り、コミックスの前人未踏の記録(現在、142巻)も考えると、アニメもそうそう終わることもないかと思ってた。でも、やっぱり最終回でした。


昨日の放送は、最終スペシャルということで3本立て+α。
正直に言ってしまうと、1本目「闘え!クマわり君!」や2本目「愛戦士・両津勘吉」は、良くも悪くも普通の出来でした。最終回だから!という気概のある作品ではなく、いつも通りの“お約束”がそつなく展開されている印象でした。でもね、その“お約束”もまた最終回なんだと思うと、やはり寂しいものがありますよね。
そして、肝心の最終話「さよなら両さん大作戦」。警視総監直々の異動命令で、みんなと別れることとなった両さん。その一場面に、本田にヘルメットをプレゼントする場面がありました。


ふと思い出しました。そう言えば、原作での偽最終回でも本田にヘルメットをプレゼントしていたっけ―。原作コミックス第69巻「両さんメモリアル」の巻で、『こち亀』は“偽”最終回をやったことがある。見開きでの「長い間ご愛読ありがとうございました」の次のページには、「日ごろのお礼を言っただけだ」と、スカして見せた。
この時、実はまだにわかに信じていました。このアニメ最終回もまた、原作のような“偽”最終回だという可能性を。アニメスタッフがウワサ段階から入念に流し、中心スタッフのサイトで「最終回」の情報を掲載し、各テレビ誌/テレビ欄に「終」マークを打ち、後番組だとされる『平成教育2005予備校』も、そのためだけに創られた偽情報であり、この番組の司会となるユースケ・サンタマリアはもちろんオトリ。ここまで仕込みに仕込んだ、壮大なる“偽”最終回であることを!


しかし、結局そのようなミラクルは起きず。異動命令が両さんの自作自演だとバレるや、みんなから総スカンを食うという“お約束”で、アニメ『こち亀』は幕を閉じていった―。
いや、でも素直に最終話は凄い良かったと思っています。両さんの自作自演と本気で別れを惜しむ面々のすれ違いが、面白く、でも別れの言葉に妙な重みを感じて、『こち亀』らしい最終回だったと思います。


また、いつか帰ってくることを願って―。さよなら、両さん。
―と思いきや、早速1月3日にスペシャル放送があるそうだ…。なんだ、この肩すかし(_ _;; 結構、急な最終回でもあったため、お蔵入りとなった作品が放送されるのではないかと予想します。何はともあれ、ひとまずの再会はすぐにそこにありそうだ。

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