個人的不定期雑感はてな

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25時間テレビ

『FNS ALLSTARS あっつい25時間テレビ』。放送から2日経ちました。


思い返しても、まだ戸惑いが残るフィナーレでした。
今年はやはりフジテレビ×ライブドア騒動があったからこそ、改めて「フジテレビ」、そして「テレビ」を考え直す25時間だったように思います。だから、フルマラソンは自社のアナウンサーだし、オープニングやエンディングで揃っていたのは“オールスター”ではなく社員ばかり。そんな社員発案の企画を逐一、実現する形で25時間が構成されていました。
悪く言えば、ただのフジテレビの自己満足だったけど、今年はあの騒動に触れるべきだし、逆に言えば、今年にしか出来なかったとも言えるわけで、間違いではなかったと思います。大逃走の末の笑福亭鶴瓶の力説も、「テレビの何たるか」を訴えかけるものがありましたし、こういう締めくくりも悪くない、むしろ良かったと思います。
しかし、結局フジテレビはどっちにしたかったのか分かりませんでした。力説の直後、ココリコの「なに感動してんねん」の一言で再び、スタジオは笑いにもどったかと思えば、スタッフ一人一人からの手紙で再び感動ムードへ。鶴瓶の力説で終わるも良し、フジらしく最後はおちゃらけて笑いのまま終わるも良し―、のはずだったのに余計だったのが惜しかったです(_ _;;


そして、さんまドラマもやはり「テレビの何たるか」が物語の終着点でした。しかし、終わってみればせっかくの「リアルタイムドラマ」という企画なのに、もっと上手く活用できなかったのかなあ、と思います。結局、時間を感じさせるのは導入デモの時刻表示だけで、あとは事件がきっかり1時間ごとにしか進展しないあたりに仕方ないながらご都合主義だと感じたり。
放送終了後に考えたんですが、エピソードの間ごとにネット投票やテレゴングでもして、物語を票数に応じて分岐させてみたら新しい試みで面白かったんじゃないかなあ、って思いました。まあ、大筋は同じストーリーだとしても、幾通りも用意しておくには撮影は難しいかも知れませんが…。


というわけで25時間テレビ、最大のサプライズは土曜深夜、紳助が臨時参加した「さんま・中居の今夜も眠れない」でしたね。
まさかのさんまと紳助の共演。前コーナー「すぽると」内で、中居が「鶴瓶さんがいないので、誰か代役を……(紳助の顔を見る)…あっ!」の瞬間は、ホントに嬉しい驚きでした。普段の番組で、さんまは紳助のことを語ったのを見たことがないし、逆に紳助はさんまのことをよく喋っている。だからこそ、さんまからの紳助エピソードは新鮮だし、さんまが居合わせる中での紳助のトークも興味津々。ただただ、トークだけで面白かった時間帯でした。


もう一つのサプライズと言えば、TBS『アッコにおまかせ!』に鶴瓶が逃亡、クロス中継が実現したこともですね。ただ、やはり昨年の初めてのクロス中継と比べてしまえば、やはり慣れちゃっていて半減でしたね。
しかし、全編を通して鶴瓶逃亡は面白かった!結局、メイン司会と言いつつ、ほとんど不在のままに周りが進行してしまったから、今年は「オールスター」扱いだったんですね。


何はともあれ、今年もまた夢見心地な25時間でした。あの歳になっても、あんなことをやってくれる鶴瓶はスゴイ人だな、と思いました。来年は、調べてみるとフジの27時間テレビ20周年だそうで、また何かスゴイことに期待です。