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M-1グランプリ2005

いや、ブラックマヨネーズ優勝ですよ!エーーッ、ただただ驚きでまだ信じられないです。優勝予想に名前が挙がり(id:Rarutan:20051210)、決勝進出したことも(id:Rarutan:20051212)意外だったのですが、一気に優勝までかっさらっていきましたよ。


もちろん、優勝が「信じられない」というのは審査の正否に対してではなく、今回の漫才を見ていると異論はもちろんありません。抜群に面白かった。いつもお馴染みの“ハで始まってゲで終わる”話や「ヘイ!ヘイ!オーライ!」をしてこなかったのも、むしろ潔さを感じ、本題のネタに対しても功を奏していた。
正直な話、自分の中ではブラックマヨネーズは『?マジっすか!』(4年前の関西お笑い番組)で最低の戦績を残した*1というイメージが未だに強く、それだけに今回の快進撃が「信じられない」ものでした。そして、そういった苦境があっただけに優勝を手にした二人の姿が格好良かった。


そして、これでまたひとつ『M-1』において面白いジンクスが加わりましたね。関西で土曜朝に放送中の情報番組『せやねん!』で司会のトミーズ雅で言っていたのですが、奇数年は『せやねん!』出演者が優勝している*2というジンクスがあり、ブラックマヨネーズが今回見事流れに乗りました。なので、再来年はチュートリアルか、はたまたかつみさゆりか(笑)。また、ますだおかだの言う「初モノを持ったコンビが優勝する」というジンクスも、第1回である中川家を除いて「決勝初進出で優勝は初めて」ではないだろうか。


次いで、2位が笑い飯、3位が麒麟と続きました。
笑い飯は昨年のショックから一年…、順当に復活してきたことが嬉しい反面で、やはり一昨年ほどの爆発力が無いことが少し寂しい。
麒麟は1本目のネタが面白く、最終決戦はMBS新世代漫才アワードを制した「セルフ実況」ネタで行くんだと思っていたので、個人的には優勝できるんじゃないか!?と思いきや、最終決戦は「ファッションショー」ネタでした。川島のコワレっぷりが、前者の方が痛快で好きなネタだったので残念なところ。


敗者復活は、えー千鳥ぃーー!?とハナっから感じてしまったのがホントの所です。昨年が決勝経験済みの麒麟だっただけに、今回は新参者が現れて欲しかった。また、それで敗者復活してまで、万年最下位を貫いてくれれば最高だったんですが、今回は順当な結果に落ち着きましたしね…(^-^;;


アジアンは、個人的には前々から決勝進出に期待していたコンビでしたが、結果に残念…。全国区で初めて見る人には、やはり「うわっ」とインパクトありそうな隅田へのブスネタ(今回のネタで言うと、「顔面テーマパーク」とか言ってたトコ。)だけで押しまくるネタで行って欲しかったんだけどなあ、というところです。
南海キャンディーズは、ココ一年の活躍を考えると(良い意味で)イマイチじゃないかなあと思っていましたが(id:Rarutan:20051209)、よもや最下位とは思いませんでした…。やはり、決まり切ったことを喋る漫才ではなく、フリートークの方が上手いですもんね。事実、今回の惨敗直後の「あとのみんなが失敗し続けたら最終決戦進出じゃないですか」「いや、ポジティブですよ!」とか、この切り返しの方に感心しました。


あ、そう言えば今回から舞台が有明からテレ朝に移動した影響か、スタジオや情報表示等々で画面がオレンジ系統の色でまとめられていましたが、ここは今まで通りブラックでまとめて欲しいところです。 
そんなわけで、悲喜交々ありましたが、何はともあれ今後のブラックマヨネーズの活躍に期待です。

*1:2回出場、2回とも最下位レギュラー落ち。番組内でも茶化されていた。

*2:2001年、中川家。2003年、フットボールアワー