マイボス・マイヒーロー

今クールの視聴候補には挙げていなかったけど、割とよく見ていたドラマ。
榊真喜男(長瀬智也)の正体が知れ渡り、愕然とする3年A組で幕を開けた最終回。考えてみればこの手のドラマとしては珍しく(?)、この最終回に至るまで誰ひとり正体がバレることなく展開していたんですよね(例えば『ごくせん』とかだったら、生徒一人には先にバレていたりしたし…)。あくまで、「バレるか？バレないのか？」という部分は真喜男自身がうろたえる程度で、同級生からの疑いも割とさらっと描いてきた。
それが、いよいよ最終回になって一気に打ち明けられ、これまでの分が盛り上がりとなり、まさしくクライマックスといった感じ。3年A組だけの卒業式も良く、1クール通して面白かった！

のだけれど、別の高校に編入という結末には…う〜ん。初回の決意通り、高校卒業してビシッ!と三代目を継いで締めて欲しかったなあ。なにより、真喜男にとってアレ以上の“卒業証書”は無いでしょうに。