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M-1グランプリ2007

サンドウィッチマン、史上初の敗者復活枠から優勝!!
いや、もう驚きの連続でした。ここ最近の『エンタの神様』において珍しく面白い芸人だとは思っていたので、今回の敗者復活戦の中ではあわよくば勝ち残るかなぐらいには思っていたものの、あれよあれよの快進撃で一気に優勝までかっさらっちゃいましたよ!まあ、こういう事が起こりうるからこそ『M-1グランプリ』なんでしょうね。
実際、敗者復活戦&決勝戦1回戦で披露した「アンケート」ネタはテンポも掛け合いも非常に練られていて、ごく短時間で納得させられました。敗者復活での出番からわずか6時間で優勝の座へ、見事な逆転劇でした。
また、「初モノ優勝」というジンクスも受け継がれた辺りも嬉しかったり。


一方で、最終決戦で惜敗したのがトータルテンボス
ラストイヤーだということも相まって、今年は彼らが優勝だろうと有力視していただけに残念でした。現に個人的には、最終決戦の「旅行代理店」ネタだけを見れば、サンドウィッチマンよりも笑ったし秀でていたと思いました。ここら辺 審査員の目には、やはりサンドウィッチマンの印象の方が鮮烈に映ったのかなあ。10年目コンビが、“最終決戦にまで登り詰めながらも目の前で優勝を逃してしまう”というのも状況も初の事態なだけに、思わず悔しさも伝わってきそうでした。
キングコングは、1本目のネタはハイテンポが功を奏していたのに対して最終決戦ではそれが逆にこぢんまりしてしまったのが痛手かな。事前番組では、あらためて「漫才師」なんだという意気込みが語られていましたが、3年ぶりの出場で着実にコマを進めてきた辺りは地力を感じますね。来年も出るのかは分かりませんが、長年抱いていた「呪縛」は解き放てたのかな、と思います。


トップ出番だった笑い飯は、無意味芸の応酬は個人的には好きでした。2005年度の最終決戦で披露した「マリリンモンロー」に通ずる所があり、ムチャクチャにしか見えない面白さを計算で成り立たせているのはスゴイ。笑い飯なりに、一つの方向性として突き詰めた形になっていくのだと思います。
千鳥POISON GIRL BANDは順位浮上ならず、決勝戦の最下位経験者が今年もワースト1,2に留まるという苦汁の結果となりました。掴みはどちらも悪くなかったと思うんですけどね。千鳥は最後のオチにもう一声、奇抜な発想が潜んでいたら群と良くなっていただろうに残念です。いっそのこと、来年はあの場で「100択問題」ネタを披露して欲しいなあ、とも無責任に思ったり。


そんなわけで全くのノーマーク(そりゃ敗者復活枠だもんなあ)から優勝したサンドウィッチマン、2008年にどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。