個人的不定期雑感はてな

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27時間テレビ

一昨日〜昨日と放送された「FNS27時間テレビ」。えがったぁ、ホントえがったなぁ。


やはり何と言っても、ラストのペイント暴走ですよ!
もうね、ペンキを嬉々としてバラまき合ってるバカバカしさと言ったらもうね。純然たるお笑い空間の光景は、ただただ素敵でした。前回の記事で触れた、かの伝説の車庫入れも一連の名場面集で一部始終は見ることが出来たとは言え、その前後にどういうやり取りがあってどういうニュアンスがあったのかは知り得ませんが、ああ、あの時もこういう雰囲気だったんだろうなぁというのが伝わってきました。古き良きテレビ黄金期ってヤツなのかな。
そして今回、その空間に岡村が巻き込まれ、ナインティナインが、めちゃイケメンバーが、お笑い第4世代が…と次々と渦をデカくして巻き込んでいく。さんま・たけしらが築いてきたお笑い空間に、世代を隔ててながらも、一つに共有しているって姿が、堪らなく嬉しくて感動でした。


―最近、ナイナイ辺りを皮切りに「さんまさん、そろそろ死んでください」なんてネガティブな言い種が飛び交っています。ひとえにお笑い怪獣・明石家さんまが強大すぎるからこその言葉なんですが、正直、さんま自身もそこら辺にジレンマを感じているような気もするんですよね。
今年の27時間テレビ…、明石家さんまが総合司会だなんて、年齢的にも今回がもう最後になると思われます。それは同時に、積もり積もってたジレンマを払拭するまたとない機会でもあったのだと思います。
だからこそ、あの時代を逐一再現しては、その場を後輩芸人と共有し合うことで、「笑い」を次の世代へと託そうとしていたんじゃないかな。そして、その集大成こそが愛車破壊。なかでも、あの場でさんまと並んで、愛車破壊を被った岡村隆史は、やっぱり期待されている存在なんだなあ、と再認識しました。


では、お笑い第4世代はそういった万感の期待に応えられていたのか。
正直なところ、少なからず萎縮してしまっていたのは否めないですよね。岡村、ホリケン、小島よしおとか、果敢に挑んでいった芸人には拍手なのですが、53歳のさんま、61歳のたけしという、長年 圧倒的な憧れを抱いていたであろう2人のフルテンションを前にしてしまうと、自分の位置取りが分からなくなってしまうのかな。でも、今はまだそれでも良いんじゃないかな、とも思えました。
10年後、あるいは20年後―。今回の明石家さんまがエンディングで見せてくれたような、「オレら、この歳でまだこんなバカなことやってるよ」と笑い合える芸人になって欲しいと願ってます。


事実、あのエンディングは、もう奇跡的に素晴らしかった。
自分は「ひょうきん族」自体は知らないんですが、その若かりし頃からの盟友とともに今一度、自分の好きなお笑いを作り上げてバカやってることが心底楽しいんだろうなあ、という空気感。そして、ラストカットは「醤油ーこと♪」。見事というほかなく、出来すぎ。
あー、面白かったーッ!

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(ほぼすべてのコーナーをHDDに録画してあるので(笑)、リアルタイムで見られなかった部分も見終えたら、また個々に感想を書くかもしれません。)