ディーエスアイ
「任天堂カンファレンス 2008.秋」レポートその1 ハードウェア編 (GAME Watch)
昨日開催された「任天堂カンファレンス2008秋」にて、ここ最近 噂されていた新型DSが発表されました。
その名も『ニンテンドーDSi』。
やはり先の噂が正しかったようで、30万画素のカメラを内蔵し、SDカードからの音楽再生機能を備えたモデルになります。加えて、画面サイズが若干大きくなり(解像度はそのまま)、本体もDSLiteより若干薄くなったもののゲームボーイアドバンススロットは省かれたようです。う〜ん、なんだか完全なアッパーバージョンではなく一長一短な感は否めませんねー。DSとGBAって、CPUが共通の部分もあって互換性を省いたからってそんなにコストダウンになるとは思えないんですけど、それでも薄型化を優先させたのかな。あるいは、マジコン対策とかも関係している？
そんなわけで本体だけを見ていれば、あくまで「カメラや音楽機能も欲しい向け」と割り切ったニッチな商品で済む話なんですが―。肝心なのは…
岩田氏の説明によれば、DSiからは内蔵メモリへのデータの記録が可能（メモリ容量は不明）となり、「ニンテンドーDSiウェア」と呼ばれる本体メモリ内に収録されたDSi専用ソフトがメニューから起動できるようになる。(中略)
さらに、新たにDS専用のショッピングチャンネルとなる「ニンテンドーDSiショップ」から、DSiウェアをダウンロードし、本体に保存、ソフトを利用することが可能になることも明らかにした。DSiショップは、無線LAN機能を使ってDSiから直接アクセスできるショッピングサイト。発売後のDSiウェアとしては、「ニンテンドーDSiブラウザー」、そして「うごくメモ帳」が無料でダウンロードできる。
要はWiiで言う、「Wiiメニュー」や「Wiiチャンネル」の構想をDSにも持ち込もうという計画です。
これによってDSiでしかプレイできないオリジナルのDSソフトが配信され、行く行くは初代ゲームボーイやゲームボーイカラーのタイトルがバーチャルコンソール的に配信されるのではないか、なんて予想もあります。
これはなかなか大きい変革ですよ。正直、こうも大々的な仕組みを導入してくるとは思いませんでした。ただ何というか、「次世代DS」という形でこの構想が発表されたなら大歓迎なのですが、あくまでマイナーチェンジである「DSi」で発表された辺り、なんか広げた風呂敷を畳めきれずに終わってしまいそうな悪寒もします…。
そんなこんなのお値段、18,900円。この値段が高いか否かは「DSiウェア」に掛かっている？
発売日が11月1日というのもかなり性急な発表で、ここら辺も「DSiウェア」の不安に繋がっているのかも。結局、カメラや音楽機能を活かした具体的なゲームが発表されなかったですし…。
まあ、でも売れるんだろうなあ。未だに初代DSを使い続ける自分としても、なんだかんだ言いつつ欲しいですし(笑)。
