個人的不定期雑感はてな

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R-1ぐらんぷり2009

あー、R-1やってしまったなあ、というのが悲しいかな第一印象。


あの採点のインフレぶりはダメでしょう!堺正章がトップバッター*1初っ端から「95点」なんて配点をしたことに引きずられる形でインフレの一途を辿る。清水ミチコが満点「100点」をあっさり出してしまったり、もう最終的には90点台が当たり前、という状況に陥っていた…。
堺正章は、満点が当たり前のかくし芸大会とごっちゃになってるんじゃないかと思えました。
で、M-1のような「上位数人による最終決戦」という制度も無いのでそんな理不尽な態勢で付けられた点数で即座に暫定1位か否かだけを判断されて終わり、ってのも頂けなかった。これなら昨年までのR-1同様、その場で点数を発表するのは1人だけ、っていう方が遙かに良かった。
初めてのゴールデンタイムでの放送で、色々力が入りすぎた結果、「R-1ぐらんぷり」という番組として失敗しちゃったなあ。


中山功太が優勝したのは嬉しいんですが、“こういう状況で”獲った所でなあ…、素直に喜べない所です。
実際今回の「時報」ネタに関しては面白かったものの、優勝するようなネタじゃないし、それこそ史上最高得点を叩き出すような面白さでも無かったように感じました。やるせない。
では個人的に優勝を推すとしたら、今年はバカリズムかなあ。あの発想力は凄い。最初の北海道を持った瞬間に、一気に引き込まれました。で、良い意味でそのワンアイディアなんですよね。“持つ”ということから決して逸脱せず、それでいて毎回 予想の斜め上を行く展開が用意されていて笑ってしまう。見事でした。
COWCOW山田與志も捨てがたい。フリップ芸は数あれど、テニスのスコアボードを使うその発想は斬新でした。


意外な伏兵、鬼頭真也(夜ふかしの会)も面白かった。やっぱり初見の鮮烈さというのは大きいですね。本を「元も子もなく簡潔に紹介する」だけに留まらず、そこからのテンポがツボでした。随時繰り出される漫画ネタを知っていれば、最高ですね。そこが人を選ぶネタなので上位には食い込めなかったけど、決勝戦進出されて見る機会があって良かった。
サバイバルステージで推していた夙川アトムは、残念ながら最下位…。やはり決勝戦の舞台で、“プットタッバー”は厳しかったか。


来年どうなるかは分からないけれども、今一度この体制は見直して欲しいなあ。

*1:宮迫が「(最初だから)基準点です」と説明してたにも関わらず