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バクマン。

『バクマン。』第2巻が発売されました。

バクマン。』 第2巻

  • 8ページ:アメとムチ
  • 9ページ:条件と上京
  • 10ページ:不安と期待
  • 11ページ:後悔と納得
  • 12ページ:10と2
  • 13ページ:チョコと赤マル
  • 14ページ:御馳走と卒業
  • 15ページ:送信と返信
  • 16ページ:速報と本ちゃん

第2巻では、サイコーとシュージンの処女作をジャンプ編集部に持ち込むところから始まり、いよいよ2人の“マンガ道”*1がスタートした、っていう感じでしょうか。
噂に聞いていた通り、ジャンプの内情が次から次へと公開されていくのがスゴイ。年間契約料や評価基準、アンケート集計の仕組みなどなど…。まあ、ストーリーを盛り上げるためのフィクションの部分も含まれているのかもしれませんが―。事実、それらの要素や編集者の助言とともに、2人のマンガが着実に成長していくテンポ感や見せ方は、やっぱり面白いッ!


一方で忘れちゃいけないのが、新妻エイジの登場。
第1巻の時点から名前こそ出ていましたが、第2巻の中盤で初めて顔を出すという構成が、いかにも”L”を想起してしまいます(^-^;; 稀代の才能として注目を集め、サイコー、シュージン、服部までも巻き込んでライバル意識を燃やす相手。
その才能の片鱗が見えるのは本編だけに非ず―。
オマケで掲載されている「ネーム」のなかで、シュージンが新妻エイジを賞賛するセリフに対して、「エイジの作品、もうそこまでいってていいのか?」というメモが見えます。要は、いくら天才と言えどまだ連載もしていないエイジの作品が、この段階でそこまで完成されていて洗練されている、という描写で問題ないのだろうか、と―。
そして結果的には、懸念されていた項目もそのままクリアされてシュージンのセリフへと反映されており、より一層、新妻エイジの才能を裏付ける形となりました。スゴイ。
次巻以降、新妻エイジをめぐる展開にも目が離せなくなりました。まあ、今はまだ一方的なライバル意識だけど、いずれは新妻エイジも2人を意識するようになって対決ムードになるのかな。はたまた、そんな一筋縄にも行かない?


そうそう、表紙がこれまた凝られていたのも見逃せない。シュージンが手にしているコミックスが、「ワンピース」と「ブリーチ」と「NARUTO」。厳密に調べたわけじゃないけど、実際にある表紙ですよねえ。細かいなあ。片やサイコーが持ってるコミックスは、これまたラッキーマンの12巻ではないかと勘繰ってしまうのは邪推ですかそうですか。

バクマン。 2 (ジャンプ・コミックス)バクマン。 2 (ジャンプ・コミックス)
小畑健 大場つぐみ

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*1:あらすじや惹句で多用されているけど、正直、この“まんがみち”という言葉はあんまり語呂が良くないと思いつつ。