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流星の絆

『流星の絆』を今更ながら読みました。
昨年のドラマが良作だっただけに原作小説も読みたいと思っていたのですが、ようやく図書館で借りられました。


先にドラマを見ていた分、有明三兄妹や戸神行成、柏原さん等々、ドラマでのキャストを想い描いては読み進め、あっという間の500ページでした。あ、でも高山だけは妄想係長を意識して読むと面食らいますね。さすがにあんな奇天烈なキャラではありませんでした(笑)。
他に相違点としては、ドラマ版の最大の特徴でもあった時系列ではなく適宜 回想をはさむという構成でしたが、小説は最初に幼少期のエピソードがすべて描かれています。3兄弟の親代わりだったジョージが登場せず、カレー屋やDVDショップが出てこなかったのが、ドラマから見た自分としては少し寂しいところでした。まあその分、3兄弟のストーリーとして非常にスッキリしていたのは良かったですが。


原作小説も読んでおきたかった理由のひとつに、終盤、真犯人の正体が明らかになる展開がドラマでは唐突だった(id:Rarutan:20081226)というのがあったのですが、正直なところ、この点は小説でもあまり変わりませんでしたね。


もう一つ。ドラマを見ていて感動的だった【静奈に戸神行成がプロポーズする】場面。
小説では、この場面がラストシーンでした*1。そして、あの【指輪をプレゼントする】瞬間が、まさしく最後の一行に記されていて…。もうッ、改めて素敵です。嬉しさがこみ上げる読後感でした。

流星の絆
流星の絆東野 圭吾

おすすめ平均
stars伏線はさすがです
stars始めて読みました
stars全ての東野を・・・超えてない
starsハヤシライスが食べたくなります
starsありえない設定

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*1:ドラマではさらにエピローグがあるけど、これはドラマオリジナルだったんですね