個人的不定期雑感はてな

本サイトとは別に、任天堂ゲームやテレビ番組について徒然と。

買えたよニッ本

ナインティナインのオールナイトニッ本 Vol.1」今更ながら、買えました。


前回の記事で、無い無い言うてましたがどうやらコンビニの方が案外と残ってるらしい、なんて情報もあったんで、今日、何の気なしに何店かコンビニ巡ってみたら、普通に売ってました。残り2冊。やっぱりある所にはあるんですね、良かった良かった。それとも、件の増刷が掛かってまた普通に買えるようになるのかな?


そんなワケで遅ればせながら、ようやく手にしました。
Vol.1は「ナイナイのANN」がスタートした1994年から1999年までのことが書かれています。その構成自体は至ってシンプルで、「ナイナイのANN」の回顧録がただただ年表形式で掲載されています。しかし、シンプルな分、その内容は確かに濃いです。週によっては書く事の多い少ないはあれど、基本的には全ての週に何かしらのエピソードがきちんと網羅されています。特筆すべき点はCDや特集記事も組まれていて、この特集記事の文体がまた面白いんだ。個人的には、矢部の「バイオ&バイオ4Wiiに挑戦」が、自分もプレイしたゲームだけに状況が伝わってきて最高でした。*1


ラジオという媒体は、性質上その人の“素”の部分や本音が出やすい、なんて言われます。それは「ナイナイのANN」、そしてこの本も同様です。あくまで いちラジオ番組の回顧本なんですが、それを通して、ナインティナインとしての今日(こんにち)の活躍へと至る葛藤や野望なんかも窺い知れる内容になっています。
この頃は、まだ「ナイナイのANN」なんて全然聴いてない頃ですが、それでもこの本は楽しめていますし、リスナーでなくとも単純にナイナイ好きには勧められる一冊じゃないでしょうか。


付録のCD2枚も聴き応えあります。初回の初々しいトークなんて、貴重ですよね。
ただ、そもそもの話になってしまうんですが、ラジオの内容をCDに収録していくのって時間的にものすごく不毛だよなあ、と感じます。
2時間当たり前のように放送されているのに、CDに収めようとすれば2枚も掛かってしまう。そう考えると、今回のCD2枚も1トラックあたり5〜6分程度で、15年の歴史からすれば極々僅かな部分なわけで、どうにか出来ないものかなあ、と他人事なのにもどかしさも残ります。
やっぱり商品としては、MP3等の圧縮音源で収録したCD-ROMとかではダメなんですかね。聞けない人も出てくるだろうし…。

*1:細かい事を言えば「バイオ4」の敵は、厳密にはゾンビでもなく、ましてや“ミイラ”でもないんだけどなあ、と思いつつ。