個人的不定期雑感はてな

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キングオブコント2009

昨年からスタートした、コント日本一決定戦。
昨年が1回目ということでシステムや演出、進行など、色々と荒削りだったのですが、2回目となった今回、決勝進出者の面々を見てみても実力者揃いの粒よりで、大会として一層良くなりました。名実ともにM-1、R-1に次ぐ第三の柱、って感じです。


さらに3時間という長丁場の所為で「1組あたり2ネタ披露」というルールが採られていました。
M-1グランプリや昨年のKOCでも、“上位者のみが進出し、2ネタ目を披露”というのが通例となっていたので、何気ない違いかもしれないけど、新たな戦略性を生んでいたと思います。2ネタ目が確約されているので、「確実に進出するために自信ネタを先にやろう」みたいな策略が無くなり、自信ネタを2ネタ目に「温存」させているコンビが大半だったように思います。自ずと番組としても後半に掛けて盛り上がりが生まれ、3時間の長丁場も飽きさせなかった。


なかでも個人的には印象的だったのが「天竺鼠」。
ABCお笑い新人グランプリ 最優秀賞をかっさらった「老人コンビニ」ネタ。設定からどんでん返しに至るまで、構成が良く、爆笑したネタでした。優勝も狙いうる出来だと思っていたので、まさしくこのネタが2本目に来た時はテンション上がりました。残念ながら、他のコンビのネタも力作揃いだったので優勝こそ叶いませんでしたが、順位的にはそこそこ巻き返すことにも成功していたので、こういった所が今回のルールの見所だったかなと思います。
逆に、ジャルジャルなんかは個人的には「しりとり」ネタの方が好きなんですけどね。


そんな激戦のなか、優勝を手にしたのは「東京03」。
東京03のコントは兼ねてから面白いと思っていたし、様々なネタのバリエーションを持ちながらもいずれも安定感がある印象です。構成がしっかりしている分、最近のショートネタ旋風のなかでは日の目を見る機会が少なかったので、こういった大会できっちりと評価された、っていうのは率直に嬉しかったです。「はねトび」のインパルス、「レッドシアター」のジャルジャル、しずる、ロッチを制した、っていうのも感慨深かったり。
今後の活躍に期待です。人力車所属ってことで、アンタッチャブルがM-1優勝した時のような便乗番組が今回も制作されないかなあ、なんて思いつつ。


ただ、ごく個人的な話になっちゃうんですけど、録画予約していたDIGAの調子が悪かったらしく、残り5分というところで何故か録画が強制終了させられてしまってました…( ̄□ ̄;;
幸い、肝心のコント部分は全8組×2回すべて録画できていたのですが、結果発表で尻切れてて東京03の歓喜の瞬間はもう見られなくなってしまいました…。残念…。

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