個人的不定期雑感はてな

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R-1ぐらんぷり2010

R-1ぐらんぷり2010

昨日、『R-1ぐらんぷり2010』が開催・放送されました。
結果は芸能ニュースなんかでも報じられているとおり、あべこうじが優勝。R-1においては最多6度目となる挑戦で、悲願を成し遂げた。


もちろんそれ自体は、とても嬉しかったんですが。一方で、どこか盛り上がりに欠ける印象がありました。優勝の説得力が希薄というか。それは決して面白くなかったというわけではなくて、最終決戦に残った3人の出来映えが三者三様だったように感じました。
なだぎ武は、1回戦の出来が断トツだったけど最終決戦で下降線。エハラマサヒロは、1回戦イマイチだったけど最終決戦で盛り上げた。対するあべこうじは、2本とも安定して高いアベレージを誇っていた。ただ、それぞれ1回戦のなだぎ、最終決戦のエハラには優らない。
自分のなかではそういう評価が出来上がっていたので、誰が優勝していても手放しでは納得できていないだろうな、と思うので難しいところなのですが…。『R-1ぐらんぷり』は今年初めて、最終決戦方式を採り入れたのですが、一概に上手くは行かないものですね。


一番期待していたバカリズムは、いまひとつ奮いませんでしたね。個人的には好きだったんですけどね、「正義感の強い男」。またこうやって新しいフォーマットを生み出し続けるというのが凄いです。ただフリップやグラフも良いけれど、その前にもっと「○○感」の三文字熟語を言葉巧みに連発して欲しかったというのはありますね。


新顔では、我人祥太が面白かった。ブラックさが冴え渡り過ぎて、悲鳴にも似た声が上がってしまっていたのが審査的にはあんまり良くなかったのかな。もう一つ、前半にインパクト強いのが多い分、締めがダレてしまったのが口惜しく感じました。麒麟・川島も同様で低音ボイスが醸し出す独特の雰囲気は好きだし、着眼点も面白いのだけど、盛り上がってはいかないというか並列的に終わってしまう。
COWCOW山田與志は、最下位残念でした。やはり一番手というのは厳しいですね。逆に言えばそれぐらいのハンディキャップがあってこその敗者復活枠だと思うので、ここは『M-1グランプリ』とは対照的な扱いなんですが、なかなか良い制度だと思います。


そんなこんなで、今年のR-1ぐらんぷりも幕を閉じました。以前、『アメトーーク』で「泥の'97年デビュー組」なんて揶揄されていましたが、遂にその中からR-1チャンピオンが誕生したのですから、ここを契機としての活躍に期待したい所です。

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