バクマン。
『バクマン。』第7巻
- 53ページ:18と40
- 54ページ:ギャグとシリアス
- 55ページ:3カットと3作
- 56ページ:大人と子供
- 57ページ:フリワケと引き分け
- 58ページ:一桁と二桁
- 59ページ:経験とデータ
- 60ページ:男性と女性
- 61ページ:同盟と同級
2ヶ月置き、3ヶ月置きの交互だと思っていたら、前6巻に続いて2ヶ月スパンで早くも、『バクマン。』第7巻です。
心なしかこれまでの巻よりも長ゼリフが多く、いつもより読み終わるのに時間かかりました。主軸となる登場キャラクターも増えてきた為、場面転換が多かったのもその一因かも。コミックスでは各話の終わりに掲載されているネームがあるのですが、それを見ると「あれ、このくだりもこの話の中だったっけ」みたいに感じて、度々読み返してしまいました…。
そんなワケで、「疑探偵TRAP」の打ち切りが1ページ初っ端から決定したことによって、サイコー&シュージン、そして『バクマン。』としても新たな展開へと漕ぎ出した一冊でした。
前6巻で「入院中にも描く!」という根性の入れようにはノレなかったけど、今一度、連載を目指してチャレンジャーの立場になった時のサイコー&シュージンの策士ぶりやそれを支える気合いは見所があり、面白かった。担当編集・港浦の葛藤も色濃くでてきましたね。ギャグ漫画志向が強く、声を大にして対立する場面も屡々。迂闊な一言での決別宣言が、あっさり解除されたのはちょっと肩透かしでしたが、しかし、ここから気持ち新たにコンビネーションを築く展開を見たいところです。
懐かしい名前も登場しました。「東応大学と岩瀬愛子」。
前者は、『デスノート』でライトが受験し、Lと対峙した場所です。名前はモジってありますが、要は東大です。今回、蒼樹紅も東応大の学生(大学院生)であることが明かされました!スゴッ。こんな形で『デスノート』とリンクされるとは思いませんでした(笑)。そして、その東応大に現れたのが、後者・岩瀬愛子。第2巻以来で、こちらも意外な再登場です。相変わらず、漫画には理解を示していない様子。ただ、久々の再登場や自尊心の高さ、あとミス東応大へのお誘いと言い、『デスノート』繋がりで高田清美を連想してしまうのは自分だけ?
ライトは再会を期に手駒としてしまいましたが、シュージンは久々の再会で、さあどうなる!?(って別に、そんな漫画じゃないんだけど)
バクマン。 7 (ジャンプコミックス) 小畑 健 by G-Tools |