個人的不定期雑感はてな

本サイトとは別に、任天堂ゲームやテレビ番組について徒然と。

E3

1ヶ月 更新できなかった間に、今年も世界最大のゲームショー「E3」がありました。毎年、何かしら感想を書いていたので、この上なく今更にはなってしまいますが、今年の「E3」も一応 軽く振り返りたいと思います。

任天堂 E3 2010情報

今年のメインは、なんと言っても『ニンテンドー3DS』でした。
3月に「立体視を用いた携帯ゲーム機」とだけ発表された、ニンテンドーDSの後継機が初お披露目。その本体デザインは、文字通りDS(厳密にはDSiに近いかな)をそのまま踏襲した感じ。ただ、上画面がワイド画面になっており、これが立体表示できるディスプレイのようです。解像度は800×240。これを左目用と右目用と交互にしようするので、実質的な解像度は400×240って感じでしょうか。う〜ん、ここはもうちょっと頑張ってほしかったかも。
そして、肝心の「どんな具合に立体に視えるのか」という部分は、残念ながらプレゼンされませんでした。
と言うか、要は説明のしようが無いということだと思うんですけどね。実際に視てみるしか。それでも、ここが最も気になる部分でしたし、ちょっとはぐらかされてしまったのが物足りなかったというのはありますね。その代わり、E3記者に対しては大々的な体験プレイを実施していたし、そこでの評判は上々みたいなので、肩透かしに終わるということは無さそうかな。


なぜ、DSの次の一手が立体表示なのか─。
これはE3と同時に公開された「社長が聴く E3特別篇」での岩田社長と宮本さんの対談のなかで語られていたことが象徴的でした。

「マリオは3Dになって難しくなった。」「距離感がつかめない」
「マリオで一番難しいのは切り株の上にピョンと乗ることなんですよ。空中にあるハテナブロックを叩くのはもっと難しい」
「3Dにすると空中にあるハテナブロックがたたけるようになるんですね。ブロックの上にヒョイと乗ることが出来るようになる。遠くにある近くにあるが分かる」

これまで、立体表示は目新しさでの訴求力こそあれど、DSのコンセプトとは反する複雑化の方向になるんじゃないかな、と感じていたので、この対談は目から鱗でした。個人的には3Dゲームに抵抗がない分、上手くプレイできないジレンマが分からなかったのですが、なるほどと感嘆でした。
『脳トレ』や『Wii Fit』を足掛かりに、次は『テトリスDS』や『Newスーパーマリオ』など、新たなユーザーを徐々にゲーマーへと育てていこうというのが任天堂の戦略ですが、どうしても3Dゲームが大きな障壁になっている。「3DS」の立体表示は、そこを突破してもらおうという期待が大きいんじゃないかと思います。その障壁を取り除くことが出来れば、主流である3Dゲームに対する苦手意識も薄れて、サードパーティのソフトへと目が向くことも出来るかもしれない。そういうところが「3DS」の目標なんじゃないでしょうか。
ニンテンドー3DS』が成功するか否か、それはもちろんまだ分かりませんが、益々楽しみになってきた発表でした。


任天堂の発表でもう一つ特筆すべきなのは、Wii『ゼルダの伝説』の新作ですかね。
今回は完全なるWii向けのゼルダ。Wiiモーション+を用いて、リンクの剣さばきをはじめ、ボム投げや鞭の操作などWiiリモコンをフル活用して臨場感のある操作が出来るみたいです。ゲーム画面は、心なしかトゥーン掛かっていて、「風のタクト」の大人リンク版ってな印象を受けました。ただ、それでも全体的な画面構成自体はすでに見慣れた感もあって、『ゼルダ』としての新鮮味は薄かったというのが個人的な感想です。
まあ、もうちょっとダンジョンの仕掛けの片鱗を色々と見せてくれたら、それだけテンション上がっちゃうような、そんな程度の感想ですが…(^-^;;


その他のWiiタイトルとしては往年のSFC時代を彷彿とさせる『ドンキーコング』や、長らく据置機での展開が停滞していた『カービィ』がまさかの手法での復活などなど、これでもかと言わんばかりの復活ラッシュ。『Newマリオ』が発表された時にも思ったのですが、『ドンキーコング』を見ていて、やっぱり行き着くのはここなんだなー。やっぱりこの時代のゲームってのが楽しかったんだなー、という感慨になりますね。

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