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うぬぼれ刑事

『うぬぼれ刑事』、録画を最終回まで見終えました。
宮藤官九郎×長瀬智也コンビのドラマということで最初から期待値も高く、7月クールで大河ドラマ以外では唯一見ていたドラマでした。クドカンのドラマと言えば、5年前の『タイガー&ドラゴン』が一つこれまでのクドカン作品の集大成的な印象がありました。その後は、昼ドラ*1や映画監督*2など、作風を広げていくような仕事が多かった。 そんな中で、5年ぶりとなる宮藤官九郎×長瀬智也の黄金コンビ。原点回帰と言うか、もう、久々にクドカン節全開のドラマでした。


とにかく、毎週 うぬぼれ(長瀬智也)のキャラクターが楽しかったです。
「ヘイ!ヘイ!ヘ〜イ!」に始まり、「タララン!タラタタン!タララタンタンタン」のダンスとか。果ては泣き顔芸。ふと「なんだこのドラマ…」と俯瞰しちゃうこともあるけど(笑)、そんなことは関係ない。ひとつひとつの要素が面白かったです。
また、毎週のゲストも個性豊かで。このゲスト陣で、これまでのクドカン作品のメインキャストが多くて、こういう点では集大成的な一面もあって、嬉しい所でした。

樋口可南子と石田ゆり子だけ分からないんですが、何か他にも関連作品があるのかな…。


そして最終回。これまで10話にわたって、婚姻届と逮捕状を見せては振られ続けたうぬぼれでしたが、いやあ リエ(中島美嘉)との結婚式場のシーンは見事でした。感動的ですらある。序盤での(振られたかもしれないけど)「犯人への告白は、希望を与えている」という父(西田敏行)のセリフも相まって、犯罪者へのプロポーズでありながら誰もが救われる納得の行くハッピーエンドでした。あ、冴木さん(荒川良々)だけは可愛そうかな(^-^;;
最終回ゲストだった中村七之助は、リエの弟という役所なので、これまでのゲスト陣のような活躍はありませんでした。制作発表の際にゲストが明かされた時に連想した、「えっ、一線を越えちゃうような回もあるの」という展開も見てみたかった気もしつつ。


是非とも続編をやって欲しいけど、リエと愛を誓ったしもう無理かな…と思いきや、エピローグでは早速エピローグでは浮気性なうぬぼれが顔をのぞかせたりしていて、あながち続編をできなくもない?いや、さすがに難しいか(^-^;;
そんなワケで全11話、面白かったです。

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おすすめ平均
starsクドカンワールド」といわれる所以。
starsうーん・・・
starsやっぱり刑事ドラマとは違う気がする
stars相性抜群な2人!
stars圧倒的なテンポの良さと、そういったノリを許してしまう雰囲気がある

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