バクマン。
『バクマン。』第10巻
- 80ページ:見ためと挨拶
- 81ページ:冒険と口説き
- 82ページ:ヒントとベスト
- 83ページ:スパイと次回
- 84ページ:ワンピースとサプライズ
- 85ページ:完全犯罪と第一関門
- 86ページ:勝ちと負け
- 87ページ:ケーキと強敵
- 88ページ:表現力と想像力
前巻ラストの編集長への宣言どおり、やはり一つの大きな山場に差し掛かっていますね。
これまでの経験を糧に、いよいよ亜城木夢叶…渾身の一作が出来上がるまでが描かれています。新たな作品の方向性を見いだし、サイコーとシュージンの筆が乗ってくるのと比例して漫画としてもテンションの上がる展開で、ここ数巻のなかでも面白かった一冊でした。服部とのタッグも復活し、この新作を引っ提げて三度目の連載挑戦!出来上がりまでの展開が良かっただけに、この作品をもって快進撃となって欲しいけど、そんな一筋縄じゃいかない?
港浦は、今回見所もあったけど、もうちょっと活躍を期待してました(^-^;; 今後は岩瀬相手にてんてこ舞いになってしまうのか。
小ネタ的には、やはり服部が「シリアスな笑い」とアドバイスした時に出てきた「ラッコ11号」のトラック激突シーンですね!もろ『デスノート』第3巻で、夜神局長が護送車で激突です。ありがとうございました。ご丁寧に、“さくらテレビ”ならぬ“すみれテレビ”になっている拘りよう。
もう大笑いでした。つまりは、このシーン自体が服部のアドバイスという真面目なシーンなのに笑えるということを体現しているし、そもそも『デスノート』もまた各所でコラが作られたりして「シリアスな笑い」を地で行っていた作品でした。そう考えると、このアドバイスは結構真実味もあって、大場先生にとって核心でもあるのかな、と思ったり。
今月からTVアニメもスタートしました。こちらもなかなか良い感じじゃないでしょうか。第1話始まるやいなや、作中作の『超ヒーロー伝説』のオープニングが始まったのにはビックリしたし、エンドロールでそのオープニングが大場先生作画だってクレジットを見て二度ビックリでした。これって要はガモウさn…ゲフゲフ。
NHK教育での放送ではありますが、「ドラゴンボール」とか「ワンピース」とか作品名も思いの外そのまま出て来たのも安心でした。ただ「少年ジャンプ」だけは「少年ジャック」になっちゃいました…。その先、編集部が登場した時にどれ位、違和感があるかがある意味、見物です(^-^;;
バクマン。 10 (ジャンプコミックス) 小畑健 大場つぐみ by G-Tools |