バクマン。
『バクマン。』第11巻
- 89ページ:タイトルとキャラデザ
- 90ページ:芸術と商品
- 91ページ:票と表
- 92ページ:意地と決断
- 93ページ:中央と最強
- 94ページ:お茶と明暗
- 95ページ:毎晩と合体
- 96ページ:4位票とシリーズ
- 97ページ:ラストと暗号
『バクマン。』第11巻です。厳密には、すでに昨年末には発売されていたので今更の感想になってしまいますが…(^-^;;
前巻で渾身の一作「完全犯罪クラブ」で三度、連載を勝ち取った2人でしたが、今回はその連載をより良くするための試行錯誤が描かれています。サブタイトルにもなっている通り、作品名だったりキャラクターデザインだったり、シリーズ展開の見せ方などなど、大場先生にとっては二重構造でアイデアを練らなければいけない、という大変さが伝わってきます(^-^;;
ひとつ残念だったのは、岩瀬がらみのエピソードはちょっと蛇足かなあ、と思ったのが正直なところ…。
エイジ&岩瀬の「NATURAL」アニメ化で、声優は亜豆?ってのは世間が狭すぎる気がするし、それに端を発して色恋についてまで対抗心を燃やしている岩瀬というのは当初のイメージとは離れてる。シュージンとのライバル関係は良いんだけど、一方であくまで“漫画とは一線引いてる”キャラで居て欲しかったというか。う〜ん、難しいところですね。「CROW」と「NATURAL」のコラボっていう展開は、作中作ながら(作中作だからこそ?)オオッと感嘆しましたが。
さて、「完全犯罪クラブ」改めて「PCP-完全犯罪党-」は瀬戸際でシリーズ展開させることを決意し、次巻12巻でどういった影響を与えるのか。『デスノート』が全12巻ですので、こちらもそろそろ結末へと向かっているのかな。それとも…。
バクマン。 11 (ジャンプコミックス) 小畑健 大場つぐみ by G-Tools |