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バクマン。

バクマン。』第14巻

  • 116ページ:狙いと評価
  • 117ページ:FL(ファンレター)とブログ
  • 118ページ:裏と表
  • 119ページ:過信と宣伝
  • 120ページ:ネットと顔
  • 121ページ:自信と覚悟
  • 122ページ:心理戦と決め台詞
  • 123ページ:ピザとお茶
  • 124ページ:考察と挑発

バクマン。』第14巻です。


新キャラ・七峰透。『バクマン。』にライバルは何人も居たけど、初めて敵役が出てきました。


前巻ラストの引きが、こういう展開に繋がるとは予想外でした。これまでにない対立軸で描かれていて、面白かった。ジャンプ誌上で、“自分の作品で相手の作品を打ち切りに追い込んでやろう”なんて、前々から『バクマン。』の印象として抱く通り、世界が狭いなあ…という思いもあるのですが、それも踏まえて見応えありました。ある意味で、作中で言われていた「邪道の王道バトル」を体現しているんじゃないでしょうか。亜城木夢叶VS.七峰透、どういう勝負を繰り広げるのか、これは楽しみだ。
…と思ったけど、思いの外 呆気なく七峰透の目論見は崩れ去ってしまいましたね…。確かに敗因として、ネット上の仲間と仲違いしていくというのは目に見えていたけど、もう少し引っ張るものだと思っちゃいました。こういうピンチへの弱さや、その狼狽ぶりは心なしか『デスノート夜神月を連想したのは自分だけ…? そこら辺も、ついつい面白かった。


で、奇しくも七峰のやり方に荷担することになってしまった中井巧朗。まさか、こんな形の再登場になるとは。態度も最悪なままだし…(_ _;; この再登場を機に、かつての夢を思い直して再起を図るのか、蒼樹紅と平丸一也の仲を目の当たりにしてさらに転落してしまうのか。なんだか後者の気がしてますます幻滅しそう(苦笑)。
そんな中で相変わらず、平丸さんが愉快で楽しい。蒼樹紅だけ連載開始し自分は落ちたというのに、呑気に蒼樹紅のアシに収まって一片の不服もない満面の笑顔は、むしろ癒されます(^-^;;


関係ないけど、表紙にも描かれている七峰透のパソコン画面。アイコン等から推測して、「Windows7のWindowsXPモード」です。あくまでコマに見切れる程度の描写なのに、なんでこんな凝ったことを…。やってることと言えばチャットしてるだけなのに、WindowsXPモードを使用する意図が分からない。

バクマン。 14 (ジャンプコミックス)バクマン。 14 (ジャンプコミックス)
小畑 健 大場 つぐみ

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