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『リーガルハイ』立て板に水の第9話

いよいよ最終章開幕です。いやあ、シビレました。

裁判のあり方を問う古美門(堺雅人)の、あの熱弁ですよ!
前シリーズ、絹美村の老人たちを説得シーンを彷彿とさせる屈指の名場面!

強いて言えば、「民意」という論点が、4月のスペシャルで言っていた「空気」と結局は同じことだったな。
言い方を変えれば、学校内・職場内での「空気」が、いざ世間の耳目に晒されれば「民意」という名の、かくも尤もらしく厄介なものへと変貌する、という事なのかな。
そして今、その「民意」の一端を突き崩すことに成功した。

前シリーズもそうでしたが、最終回の1つ前に最高潮の見せ場を持ってきますよね。*1
最終回はやっぱりリーガルハイの矜持と言いますか、「真実はコメディーだ」の言葉通り、コメディータッチで落とす節がありますからね。

だからこそ今週は全編見所と言ってもいい位で、最高裁に臨むシーンからして、BGMで盛り上げ満を持した感があって格好良かったです。

と言いつつ、面白かったシーンが皆無だったわけではなく…。
敗戦のトラウマから戦意喪失、幼児退行していた古美門が黛(新垣結衣)を見て「あっ、ピグモン」「黛です」はツボでした(笑)。

そんなワケで、次回はいよいよ最終回です。
もうどう転ぶか分かりません。ただ楽しみにしたいところです。

懸念は、羽生(岡田将生)がどういう扱いになるのか。
前回、ダークな片鱗が見え隠れして良かったのですが、あくまで彼は「天性の人たらし」の人であって、打算的に暗躍していた「黒幕」的な人では無いと言うか、そうあって欲しくないんですよね。そこが新しい敵役像だったと思いますし。
まあ、まだ今回の事件とどういう関係があるのか定かではありませんが、いい所に着地して欲しいですね。

ノベライズ リーガルハイ 2

ノベライズ リーガルハイ 2

*1:絹美村の熱弁は、正確には最終回2つ前ですが…