リーガルハイ、すべてがFになる
ドラマの感想2連発。
リーガルハイ - フジテレビ
『リーガルハイ』スペシャル、1年ぶりの新作です!
いやあ、今回も面白かった!
今回のテーマは医療ミス裁判。
そして主人公たる古美門弁護士(堺雅人)は病院側弁護士という、この手のドラマとしては異例の立ち位置。
だからこそ中盤、担当医(東出昌大)の告白だけで話が終わるはずが無いと思っていたけれど…
「医は科学」
至言だらけの結末も良かったです。まあ、最初から言えた言葉だろ、とも感じましたが。
それはそれ、ドラマですからね。紆余曲折を経たからこそ出来た古美門の凄味と説得力がありました。
紆余曲折…いや、ホント2時間の密度が濃かった。
それを象徴するかのように、最初は“たかり弁護士”と卑下されながらも、しかして最後は古美門相手に大一番を打つような正統な敵役へと昇華するサマを見せた九條弁護士(大森南朋)も見応えありました。
今後のシリーズにも続投するようなキャラになって欲しい所ですが…惜しむらくは次回作予告が無かったですね。昨年春のスペシャルで「2ndシーズン」が告知された例があるので期待していたのですが。
すべてがFになる - フジテレビ
前回の記事で書いた通り、なんだかんだ楽しんで観ているのですが…
やはり表題作であり肝心要の「すべてがFになる」編だけは、素直に観ることが出来なかったと言うか…
納得できない点があれこれ見え隠れしてしまったというのが正直な感想です。
率直に言えば、早見あかりは真賀田四季じゃないよ(^-^;;
タイトルでもある「F」の意味が、エピローグに取って付けたように解説されただけだったのも残念。
原作小説読んだ当時、「F」の意味が明かされてから『すべてがFになる』というタイトルを反芻した時に、見事なタイトルだなあと軽く感動した思い出があるだけに…。
「0000」から「FFFF」までカウントアップとともに7年の歳月が早送りで映し出される、みたいな演出まで妄想してたのに(笑)。
そして雑誌記者・儀同世津子(臼田あさ美)登場。ここから最終話まで正体引っ張るのかな。
儀同世津子と言えば、ドラマだと“瀬戸千衣”のくだりを映像化できないのが勿体ないですね。
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