『すべてがFになる』有限と微小のパン
最終回…と言うか「有限と微小のパン」編の感想。
ここに来てようやく、執事・諏訪野と愛犬・都馬が登場しましたね。
そして以前の記事の予想に反して、瀬戸千衣も出てきました。
瀬戸千衣…単に隣人というだけじゃなくて、あの部屋からホログラム映像を送っていたんでしたね。
完全に忘れていました。
そりゃ映像的に少々無理をしてでも登場させなきゃいけないわけだ(笑)。
と言うことで、囓りかけのパンで締めるラストは素敵だった。
真賀田四季の描写としては正しいのか、あれ原作のラストもこんな感じだったっけ。…と、もう一度読みたくなるラストでもありました。
「有限と微小のパン」文庫で800ページ超え。
それを前後編2回でまとめてしまった、という意味では消化不良な感も拭えなかった。
「歴史上最も被害者の近くにいた目撃者」事件が、あんな淡泊に終わっちゃったのは納得できない(笑)。
…文句を垂れることも踏まえて、長らく好きだった作品が、もう無いと思っていた今になってドラマ化されて、3ヶ月間楽しかったです。
持ち前(?)の実写化への寛容さもあって、犀川(綾野剛)も萌絵(武井咲)もこれはこれでアリでした。
真賀田四季(早見あかり)だけは、見終わってもまだちょっと違和感残ったのが正直なところですが。
「S&Mシリーズ」としてはこれで完結。
続く「Vシリーズ」をドラマ化するとも考えにくいので、あるとしたら「四季シリーズ」一本立ちか。
その前にアニメ化も決定したようなので、そちらの続報も気になるところ。
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