個人的不定期雑感はてな

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タイガー&ドラゴン

傑作キター!今までの中で一番良かったのではないかと思うほどに、傑作でした。前回、書いた通り兼ねてから楽しみだったどん吉(春風亭昇太)がメインとなるのですが、脇役も満遍なく活躍があって、それが上手くまとまっているのが良かった。


そんなわけで、第6話「明烏」の回。って、その前に落語をほとんど知らずにこのドラマを見ちゃっていただけに前回、「明鳥」って書いちゃってましたね。鳥じゃなくて烏でした。仏蘭西じゃないんだから…(ぶぅわっは)。
やはり一番の見所は、どん吉を引き連れた合コン旅行先に、虎児(長瀬智也)らが行方を捜していた克子(薬師丸ひろ子)が居た場面でしょう。克子がデジカメ片手に現れた瞬間に、「この写真が、克子のブログにUPされて、虎児らは居所をつかんで、合コン会場に乱入する」というストーリーが予想できる(厳密には少し違ったけど…)。今回、どん吉の話と併せて銀次郎(塚本高史)の成長も描かれていて、結構複雑な展開ではあったので、それらが一瞬で結びつく描写はさすがでした。
長年、女性恐怖症だったどん吉が克子とうち解けられた会話も自然だったし、合コンにヒートアップするどん太(阿部サダヲ)はいつにも増してギャグ連発だし(ただし、下ネタだが―)、ジャンプ(荒川良々)は虎二の格好してるし、竜二(岡田准一)とメグミ(伊東美咲)も一歩進展したし、これら盛り沢山だったのが前述の「克子のブログ」で綺麗にまとまっていて爽快でした。


そして、それをまとめ上げた落語もまた秀逸な印象。と言うより、どん兵衛(西田敏行)の序盤の「明烏」で起承が語られ、どん吉とどん兵衛の落語がオーバーラップし、虎児の「明烏」が転結で締める。たまらんかったあ。