『タイガー＆ドラゴン』、いよいよ最終回です…。

「子は鎹」の回。前回から3年後、虎児(長瀬智也)が刑期を終え、出所したところから最終回は始まります―。枕は、そんな3年間の間に本格的に噺家に復帰した小竜こと竜二(岡田准一)。
出所したものの迎えに来ていたのはチビT(桐谷健太)一人…。出鼻を挫かれた虎児だったものの、リサ(蒼井優)はドラゴンソーダを大繁盛させているし、そば屋(尾美としのり)はアニータと再婚したり、はたまたきっちり二代目を継いでいる銀次郎(塚本高史)も良かったです。やはり虎児は欠かせない存在なんだ、と再確認しているようで面白くも微笑ましく。
しかし、谷中家には合わせる顔がない、と拒む虎児…。ひょんなことから竜二と再会し、再び落語の世界へと誘われます。竜二の「やりたいことを、他人にやれって言われるのがどんだけウゼえか」という言葉が、凄く好きです。数話前に(物語内には3年前だけど...)、虎児が言い続けていたことが対比となって象徴します。
そして、竜二の“どん兵衛”襲名興行で虎児は再び舞台に―。客の前に、顔を上げた瞬間は結構、感動でしたね〜。ただ、だからこそこの後が、少々ダレてしまったと感じたのも本音だったりします…(_ _;;　特に、「タイガータイガーじれっタイガー」連呼は、なにか違うんじゃないかなあと思ったり。てか、あれは虎児じゃなくて『池袋ウエストゲートパーク』のマコトだ(苦笑)。しかし、最初はどん太(阿部サダヲ)の滑りギャグだったはずなのに、ここまで受け入れられている光景は不思議であり、やはりこのドラマの一つの象徴なのかな、と感じます。

どん太と言えば、「子供はどうやって生まれるの？」という娘の質問に、「それはね、河野選手が運んでくるんだよ」(第2話の枕)なんて駄洒落たことも言わず、元も子もないことを言っちゃったのがかなり面白かった。
何はともあれ、久々にホントに面白かったドラマでした。もう終わっちゃうのが、ホント寂しいですね…。ゼヒゼヒ、またスペシャルなんかで！