個人的不定期雑感はてな

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新選組!!

2006年になって一週間―。というわけでもないのですが、帰省中に書けなかった(主にid:Rarutan:20051221/id:Rarutan:20051222で取り上げた番組の)テレビ雑感でも―。まずは、『古畑任三郎』と並んだ期待していた『新選組!!〜土方歳三最期の一日』。


新選組!』終了時から熱望していた、土方歳三の“その後”が描かれた作品。
薩長軍相手に劣勢となる中、降伏を考える榎本武揚(片岡愛之助)と死に場所を求めるが故に戦い続けようとする土方歳三(山本耕史)。意見も思想も食い違い対立を見せる二人が、それぞれ思い描いていた夢…“ロマンチ”を「あきらめない」ことで固く団結に至るシーンが、最高に良かったです。
史実通り、ドラマとしての結末は敗者として五稜郭で儚く散ったのですが、近藤勇の遺志を継いだ熱き想いは心打たれます。近藤勇の死(『新選組!』の最終回)と対になる、土方の「カッちゃん」という最期の言葉もまた良かった。
ただ…。ただ最後のその一言の前に一瞬だけ近藤勇の「トシ」の映像が挿入されたのは萎えました…。今回は『新選組!』ではなく、あくまで土方歳三の物語として描かれていたからこそ、他の試衛館メンバーは登場したけど近藤勇(香取慎吾)は出ないんだ、と思っていた*1だけに肝心のところで少し肩すかしの場面でもありました…。あ、でも斉藤一(オダギリジョー)が持ってきた近藤勇の首とともに墓を用意するくだりは好きです。

*1:元も子もない言い方をすると、新たに香取慎吾を呼べなかったのが本当の所だと思いますが、それはそれとしてこう思おうとしていた