個人的不定期雑感はてな

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ジョシデカ!

最終回シーズンで、『ガリレオ』に続き『ジョシデカ!』も終了。
とは言っても、『ジョシデカ!』の方はこれまで特に内容に言及するでもなくここまで来てしまったんですが―。


観ておいて言うのもなんですが、やはり内容は薄っぺらかった。
スタート前にはコメディータッチだと思っていたのに反して、1クールを通して一つの事件を追う『QUIZ』『アンフェア』形式のドラマだったので、「これは!」とばかりに結構期待していたのですが*1、中盤からの「まさか、この人が犯人なのでは」の連続攻勢がちょっとうんざり気味でした。いわゆる「意外な真犯人」とは言っても、限られた登場人物のなかでは意外性っていうのも限度があるのに、毎回「どうどう意外でしょ?」的な演出に温度差がありました。
幸い、その末の真犯人の動機や状況には、一定の納得はできたのですが、「犯罪は一度手を染めたら止められない」の一言で前述の動機やら信念からどんどん逸脱してしまうんだもの。納得できるものも出来なかったのが正直なところです。
なにより、前半であれだけ使ってきた射撃の腕をこの見せ場で使わなくてどうする!畑山(仲間由紀恵)が自制心で引き金を引けないでいる所を、桜(泉ピン子)が初めて「撃て」とお許しを与える展開があっても良かったんじゃないでしょうか。「(むやみに撃たなくて)成長したな」じゃねえよ。


まあ、そんな風にイチャモンつけることも含めて楽しめたドラマでした。
(ナニゲに、『トリック』の山田奈緒子に始まる「仲間由紀恵の役名に“山”」法則を満たしている作品でもありました。)

*1:ちなみに脚本家は『アンフェア』と同じ人みたいです