L change the WorLd

先月購入した『L』のDVD。(id:Rarutan:20080624)
予定通りテレビの方を買い換えまして、さあ満を持して、ようやく鑑賞いたしました。(ちなみに映画館では観ていないので、今回が初視聴)

とりあえず、やっぱり『デスノート』じゃないよコレは！(^-^;;
映画の前半は、今作のテーマである「ウイルス兵器」によるバイオテロに関する展開ばかりで、なかなか”L”がこの事件に介入して来ない…。その足音が近づいてきたのも、1時間後ぐらいでした。この点だけを観ても、『デスノート』の続編を目指したわけじゃないんだなと納得と言うか、覚悟は出来ました。加えて、”F”やら”K”やらアルファベットキャラの濫造があって、Kが分かった風な口でLを批判したりするもんだから、観てるコッチもちょっとムカッと来たり。(もちろん、本筋である二階堂真希(福田麻由子)への言葉にも腹を立てて)
このタイミングでの、Lの、これまでにはない一念発起の行動には「新しいL」を納得させるだけのインパクトと期待がありました。ようやくLが始動する！ここから寿命までにどう解決する！？

なのに、ここで再び「静」に戻ってしまう。確かに指名手配までされてしまっては逃げるのも仕方ないけど、その逆境のなかでもキレのある頭脳ぶりを描いて欲しかったんですけどね。『デスノート』とテーマが違うとは言え、ここまで頭脳戦が無いものかと残念でした。最後の対決も、飛行機内である必要があったのかなあ。Lが飛行機に飛び乗るカットが欲しかっただけのような気もしてしまう。
新しいLを描くのは多いにアリなんですが、だからと言って本来の持ち味を活かす場面が無いというのは…。

かくして事件を解決し、残されたラスト1日。
ここまで批判一辺倒になってしまったんですが、ここが良かった。原作とは矛盾しているし、完全に「if」の世界ではあるんだけど、この趣向には感嘆してしまいました。
それだけに、中盤の展開が口惜しいです。

これから特典ディスクの方へチェックしたいと思います。

L change the WorLd complete set[DVD3枚組]
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