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キングオブコント2008

鳴り物入りでスタートしたコントNo.1決定戦『キングオブコント』。M-1グランプリR-1ぐらんぷりに次ぐ第三の柱として期待を集めての開催でしたが…。
書くのが今更になってしまいましたが(^-^;;、このまま書きそびれるのも何なのでサラッと書き散らしたいと思います。


10月5日(日)に決勝戦が放送されました。が、この大会の在り方に賛否両論が沸いていて、自分も少なからず納得できないものがありました。
何というか、大会の雰囲気が軽いというかM-1が醸すような威厳が感じられなかった。と言うより、そもそもコントというもの自体にM-1のような仰々しさを煽るほうが無理があったのかな、とも思ってしまったり。司会のダウンタウンが、しきりに「アホやな」「中学生のお楽しみ会」と評していましたが、もちろんこれ自体は褒め言葉であり、「アホやな」だからこそ発揮される面白さがあったのですが、だからと言ってじゃあ「これこそが日本一を誇る最高峰のコントです!」みたいな称号が付いてしまうと、なんかそれは違うんだよなーと思ってしまう。あくまで「アホだなー」の一言に尽きることこそが本来の魅力だとも思うし。威厳と軽さのバランス感覚が難しい。
そんな雰囲気作りと相まって、準決勝敗退した芸人100人が審査するという特異な採点方法も賛否が分かれました。最終決戦で1組ずつ口答で発表するのも変だったし。なによりコネやら事務所関係の力が働いたんじゃないのと噂されてしまう。どうにかM-1とは差別化を図りたかったんだと思いますが、まだ熟考の余地があると思います。まあ、M-1もR-1も第1回目はシステムは荒削りだったし、翌年度以降の開催でこなれてくるのを期待します。(審査員100人も用意したのなら、個々の点数をドバッと一覧表示して点数の分布が分かれば面白かったかなあ、なんて。)


そして、良くも悪くも波乱含みな大会を制したのが、「バッファロー吾郎」でした。
前述の「中学生のお楽しみ会」も具体的には彼らに向けられた評価で、文字通り楽しんで好き勝手やっているなあ、ってな感じのコントでした。市毛良枝やらコーンポタージュ味やら、小気味よく繰り出されるキーワードのチョイスがまた絶妙で、やはり文句なく面白かった。
準優勝のバナナマン。日常を舞台にしながら、非日常のボケがあるわけでないのに2人の掛け合いが自然と笑いに満ちていく展開はよく練られているなと思います。Bリーグで披露した朝礼ネタは何度か見たことがありましたが、やはり良くできていました。
その他に良かったと思ったのは、ザ・ギース、天竺鼠ぐらいですかね。ロバートも評価は高いんですが、個人的には今一つハマれなかった…。