ガキの使い - 個人的不定期雑感はてな

正月気分も抜け始めた今頃になって、年末年始のテレビ特番の話…。
なんでこんな時期外れな話題をと言うのも―

ようやく録画していた『ガキの使いやあらへんで！大晦日年越しスペシャル《絶対に笑ってはいけない新聞社24時!!》』(な、長い…)を見終わりました！
いやあ、面白かったーッ！！
大晦日での放送は3回目となる今回、紅白歌合戦裏での民放特番のなかではトップの視聴率を獲得…と、これでもかと期待やハードルが上がる一方のこの企画でしたが、それでも毎度ちゃんと爆笑の出来に仕上がっているが凄いです。

高須光聖氏のブログ記事を読むと、そのプレッシャーは尋常ではないようで、その中でもシリーズのひとつの象徴でもある「引き出しネタ」に関しては、やはりかなり苦悶したみたいですが…。演者の予想も視聴者の予想も裏切るものを！と考えると、裏の掻きあい、裏の裏の掻きあいと、なにか心理戦の域に達しているとも思えてくる。
その結果、今年の引き出しに登場したのが、あの「【CO2ガス噴射】」。スゴイよなあ。普通なら単なる驚かしなだけなのに、巡り巡ってあれが“面白いもの”として機能すると踏んで、尚かつそれが奏功しているから、見事の一言。前回でも前々回でも、同じ仕掛けでは機能しなかったと思えます。なんか感動ですらある。
しかし、これでまた一つパターンが消費されてしまい、さらに厳しい状況なのかもしれませんが、この引き出しの攻防という心理戦に今後も挑戦して欲しいな、と願います。

「【千秋の再婚会見】」も最高でしたね。【遠藤を前に】して、あれは反則…(笑)。惜しむらくは大晦日の新聞テレビ欄での書き方で、【千秋】であることが予想ついちゃったのが残念。それさえ無ければ、ホント最強だったろうなあ。*1恒例の板尾ワールドは、正直、前回今回と続けて不発ぎみ…。UFOの場面でぼやかれていたように第二章・第三章と続いて欲しかった。*2
と、アレコレ知恵を振り絞っての笑いの仕掛けが繰り広げられてきた中で、最後のヘイポー×田中の破壊力と言ったらもう…ッ！理屈もクソもない問答無用の面白さでした。テントの中でひとりパニックに陥るヘイポーの影を引きのカメラが撮っている画は凄かった。
残念だったのは「新聞社24時!!」を謳っていながら、就寝もなく夜間に終わっていたのが心残り。前々回の「ショウヘイヘーイ」がインパクト抜群だっただけに、前回・今回と深夜の仕掛けが無いのが寂しいところ。まあ、それは無くともレギュラー放送での未公開編も楽しみです。