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バクマン。

『バクマン。』第4巻です。

バクマン。』第4巻

  • 26ページ:2人と1人
  • 27ページ:策士と騙し
  • 28ページ:協力と条件
  • 29ページ:文学と音楽
  • 30ページ:団結と決裂
  • 31ページ:火曜と金曜
  • 32ページ:電話と前夜
  • 33ページ:ありとなし
  • 34ページ:追う者と追われる者

正直、第4巻が発売されていたことを失念していました。そして昨日、本屋の店頭に並んでいて「あっ、もう出てたんだ」と気付いて、ようやく一足遅れで読みました。


そんなワケで、第4巻。
サイコー・シュージンの仲違いの立ち直りから金未来杯、そしていよいよジャンプでの連載決定、までが描かれています。改めて、こうして見るとホント展開早いですよね。ストーリーのなかで描かれているのは紛れもなく悪戦苦闘の連続なんだけれども、わずか4巻たらずでもうここまで話が進むとは思わなかった。その分、“漫画家”という扱いづらそうなテーマのなかで毎回違ったカラーが見られて楽しみは尽きません。
そして、この段になってくると亜城木夢吐の作品がいよいよ亜城木夢吐だけの物ではなくなっていると言うか。ここに来て一層頼もしい活躍を見せる担当さんも良かったし、またサイコーらが立ち入ることすら出来ない連載会議の様子なんかは、これまでの展開の中でも独特のリアリティがありました。


あと、ライバルの扱い方がなんとなく『ヒカルの碁』に似ているなあ、と。
サイコーらが破竹の勢いで連載を勝ち取ったのとは対照に、今回の連載戦線で涙を飲んだ福田真太や中井巧朗に対する描かれ方というかフォローというかが、暗くなることもなくでもそこにシビアさがあることも伝わってきて。その上で前向きに、そして多少言葉は悪くとも素直にサイコーらを応援する姿も好感でした。
さて、次のライバルは亜城木夢吐と同じく連載を勝ち取ったもう一人の新人漫画家あたりでしょうかね。まだその正体は(この第4巻では)明言されていないものの、十中八九、連載会議に出てきた「ラッコ11号」の平丸一也がそうなのでしょう。その異色な経歴によって生み出された作品が、2人にどんな影響を与えるのか。次はまた3ヶ月空いて11月かな…?

バクマン。 4 (ジャンプコミックス)
バクマン。 4 (ジャンプコミックス)小畑 健

おすすめ平均
stars実はリアル
starsライバルがいるから頑張れる、ライバルを蹴落とさなければ連載出来ない
stars熱い!
starsこんな有益な漫画家指南書、他にない
stars面白いのか・・・

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