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逆転検事2

逆転検事2』クリアしました。


ボリュームありましたが、面白かったです。前作より格段に良くなってるんじゃないでしょうか。
なんと言うか、もう第3話の時点から、内容的にもその話が最終話であってもおかしくないような盛り上がりっぷり。特に第4話の犯人なんて、これまでのシリーズならラスボスでも不思議じゃないし、ホントに「あれ、4話で終わりなのかな」と思っちゃったほど。そして、ちゃんと第5話も用意されていたと分かった時…第5話の背景画像が“あの男”だった時…、今回は傑作だと確信でした。

逆転検事』シリーズは、『逆転裁判』シリーズ以上にそれぞれの事件の関連性が色濃く、最終話で伏線が収斂していきます。と言うか、そもそも“独立した事件”と言うよりは“一本の長編”を読んでいる感覚に近いので、どっちが良い悪いじゃなく方向性が違いなんですが…。そんな中で、『逆転検事2』は前作以上に、その趣が強く、より練り込まれた全5話の構成は良かったです。あらゆる【親子の絆】を描くという今作の一貫したテーマも奏功していたんじゃないでしょうか。


そしてシンプルに、意外な真犯人に驚いた、というのもデカい。
個人的には『逆転裁判』シリーズにおいて、1,2を争うほど真犯人の正体に感嘆しました。でも気付いてみれば、そこに至るまでに色々と伏線はありましたし、いやはやお見事でした。ちょっとマンネリ化しつつあった【お偉方がその権力に物を言わせる】ような人が真犯人じゃなかったのも嬉しかったし、ラストバトルはやり応えありました。
それだけに、【「大いなる逆転」】という最終話タイトルは、個人的には字面的にもダサく感じてしまった。『逆転裁判3』最終話の「華麗なる逆転」みたいなダブルミーニングでも無いし。もうちょっとビシッとしたタイトルはなかったのかなあ。そこはちょっと不満。

新キャラのなかでは、シガラキさんが良かった。御剣検事の父・御剣信弁護士の助手で、現・御剣法律事務所の所長。飄々とした言動、でも決める時は決める。その渋さが、御剣検事の良き理解者として頼もしかった。
ある意味、今作の主役だったと言っても過言ではない一柳検事。後半の成長ぶりと言い、愛すべきキャラでした。続編があるとしたら今後の展開が楽しみだし、あるいは本家『逆転裁判』シリーズにライバル検事として登場するのもありかな。(ただ、悪役要素が抜けたのでライバルは難しそうですが…)
逆転検事』の見所でもある旧キャラの再登場もなかなかツボを突いた人選で、一層 愛着が沸きます。


逆転裁判』シリーズも、今年で10周年!『レイトン教授VS逆転裁判』も楽しみですが、そろそろ本編のほうも重い腰を上げて展開して欲しいな、と思うところです。

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