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THE MANZAI 2012

そんな総選挙の影響で、放送時間が前倒し&短縮してしまった『THE MANZAI 2012』。
ただ、結果的には2時間半に収まって良かったんじゃないでしょうか。昨年で言えば、16組決戦やリムジンでの登場、爆笑問題の乱入とかが無くて寂しかったのも否めませんが、それ以上に大会としてスッキリと熟れてきた。
加えて、大会自体の改良に留まらず、昨年に続いて決勝進出を果たしたコンビは、文字通りはずれなしでレベルアップしていた。


その中でも群を抜いて見違えたハマカーンが、2代目チャンピオンに決定しました!
いや、ホントに面白かった。武器だった「下衆の極み」を脱却し、新しい漫才を仕上げていました。浜谷のキャラクターはそのままだから最初、一瞬気付かなかったけど、ボケ・ツッコミすら入れ替えているんですね。よく踏み切ったなあ、とその意気込みにも感服です。
優勝賞品である来年4月からのレギュラー番組も楽しみし*1、『オードリーのオールナイトニッポン』でどんなコメントが出てくるかも気になるところ。


2位につけたのが、アルコ&ピース
審査員いわく「禁じ手」だったと評されているとおり、インパクト絶大で個人的には大好きでした。“漫才コントの入り”を否定するような言動から始まって結果、一番しっかりとコントを演じている…という(笑)。このネタも伸るか反るか大勝負だったと思いますが、独特の空気感を作り出すことに成功していて、このまま優勝していてもドラマチックだったな、と思うと口惜しかったです。


この両者の一騎打ちが見事だっただけに正直なところ、千鳥はちょっと見劣りしましたね。
昨年の『THE MANZAI』での活躍を機に東京進出、そして今回は予選1位通過…と舞台は出来上がっていただけに優勝も期待していただけに残念でした。


以下、各ブロックごとに気になったコンビなど…
Aブロックは、オジンオズボーンに驚かされた。前評判は聞いていたけど、こんなネタをやるようになっていたんだ。前は、もっと爽やかなコンビ…ってイメージだったんだけど(苦笑)。でも、面白かった(と言うよりは「しょうもなかった」が正しいかな(笑))のは事実なので文句もないけど。
Bブロックは、やはりNON STYLE敗退がひびく。審査コメントにもあったように、もう「ベテランの域」というのが言い得て妙でした。土俵が違う、と言うか、他の出場コンビとしてどうしても種類の違う意気込みだったように感じます。これは笑い飯も同様だったのかな。関係ないけど事前VTRにひとこと…NON STYLEが優勝したところで、今さら井上の好感度が上がるとは思えない(^-^;;
Cブロック、ワイルドカード進出を果たしたのはエルシャラカーニでした。楽しみにしていたロザン進出はならず…。スーパーマラドーナが思いの外、良かった。ネタ中のほんの一幕なんだけど、「師匠がボケて、師匠がツッコみ、ただいま失笑中」のリズムが妙に好き。


そんなワケで総じてクオリティの大会に仕上がっていたと思います。
さて、来年はどうするんだろう。今回は急遽の時間短縮だったけど、次回以降も全12組による2時間半番組でOKな気がしますが…。

*1:今回は、昨年の『ミタパンブー』みたいな女子アナとの抱き合わせ番組じゃない、と公言してましたね(笑)