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夜神月の末路…『デスノート』第11話(最終回)

ドラマ『デスノート』ついに最終回です。

窪田正孝演じる夜神月の末路。
ただただ圧巻。デスノートに翻弄された男の哀れさ無様さ、すべて出ていたと思います。
前評判は良くなかったけど、すべてを覆したドラマ版、最高でした。

炎のなかで息絶える…という死に様だけが納得いかない、ってのはありますけどね。
因果応報…リュークが名前を書いて、やはり自らも「心臓麻痺」で最期を迎える、というのが大事だったと思うので。

(ただ、これについてはドラマのリュークは、自分のノートを持ってなかったんじゃないか、と考察してます。予備のノートとかシドウのノートみたいな設定が無かったので、リュークが名前を書くってシナリオは出来なかったんじゃないかと。だから最後のライトの懇願も「ニアの名前を書け」ではなく「目の取引をしろ」だった)

魅上照(忍成修吾)、弥海砂(佐野ひなこ)の2人は、ふっと記憶が飛ぶという幕引きは自然で悪くなかった。


あと、ライトvsニア…YB倉庫の決戦が初めて実写化されたというのも、シンプルに嬉しかった。
ここに来てニア(優希美青)も良かった。淡々とライトを責めていく姿勢が、雰囲気出ていたと思います。ハル・リドナーの件なども種明かしされて、なかなか見事で納得いきました。

「思い通り」だけが、ちょっと唐突すぎて惜しかったかな。
裏の裏の読み合い的な「偽ノート」の攻防、ドラマだったらライト側の策ぐらいは事前に大っぴらに言っておいて良かったんじゃないかと思いました。
突然「偽物です」「知ってたよー思い通り」「実はそれも偽物」のテンポが早過ぎて意味分からなかった人も多かったのでは。
第三者も見ていない段階で、ニアが最初の「偽物です」を言う理由もないし。
理想を言えば、もう1話、最終決戦への準備段階にシナリオを費やせていれば理想的だったのかな。


最後のL(山崎賢人)のビデオ…
「ライト君がキラじゃなかったら…」で終わっていたら、「おいおい…」と思ったかもしれないけど、そのあと「その可能性も0.1%ですけどね」の人を食った感じが、このドラマのLっぽいな、っていう締めくくりで割と好きです。
全体の出来が良ければ、ほかも良く見えてくるもので、最終的にはこのドラマLにも好感を持っていたようです。


と言うことで3ヶ月間、楽しませてもらいました!
最初はどうなることかと思ったけど、“新しい解釈のデスノート”見事に奏功していたと思います。

そして今、「どうなることやら…」と心配で仕方ない新作映画も、同様に見返してくれるような出来映えに期待したいです。
“6冊のノート”というキーワードに、あっさり「おおっ」と心躍ってしまっているのも本音だけど…笑。


映画『デスノート 2016』(仮)特別映像 - YouTube