DEATH NOTE “the truth”
『DEATH NOTE -HOW TO READ 13-』買ってきました。
予約していなかったのですが、なぜか店頭には限定版も並んでいて、限定版買っちゃおうかとも頭を過ぎりましたが、結局通常版です。
そんなわけで、『デスノート』最後の一冊。本編はもちろん12巻で完結ですが、ガイドブックとして13巻が発売されました。装丁からサブタイトルが付けられている(「真相」)辺り、12巻までのコミックスを踏襲されており、副読本と言うよりは延長線上にある一冊と言った印象です。「108話で完結し、13日の金曜日に13巻を発売する」という目論みがあったらしく、ここ最近のニュースを思うと不吉さを拭えません。
内容の方は、かなり充実していると思います。
めぼしい所から読み始め、まだ細部までは読み終わっていませんが、多角的に興味深い項目が並んでいて良かったです。昨年、ジャンプ誌上に掲載された「HOW TO READ」(id:Rarutan:20050715)での内容も、過不足なく再構成された上ではほぼ網羅されている。
本巻のメイン(?)である「”L”の本名」については、正直、良くも悪くも可も不可もなく…。幸い、「今更明かされも萎えるだけじゃないか」というのは杞憂だったので、だったら、“公式データ最終版”として新たに掲載した意義はあったかなと思います。
肝心の内容面では、夜神月に関する解説や言及があっけらかんとボロクソに書かれているのも印象的です(笑)。「思い上がりも甚だしい」「自らの才覚に自惚れ…」「歪んだ正義感を持ち…」……。まあ、事実その通りなのですが、本編中はそれでもある程度は月に感情移入できるようにも描かれていただけに、180度手のひらを返したようで面白かった(^-^;;
また、大場先生のQ&Aで気になったので
真相24:月がニアの本名を知る事ができたのはなぜ?
A:事前に、魅上に「ニアを最初に殺せ」と命じていたから。
という項目。12巻発売時から疑問だった場面なので、解答されてスッキリでした。でも、逆に「えっ」と思ってしまったのが、
真相20:魅上が初対面の月をキラだと確信したのは?
A:YB倉庫の中で、月だけ寿命が見えなかったから。
これ、個人的には「事前に写真等を送り付けて知らせていた」のだと考えてました。そうでなければ、ニアとの対面直前に相沢らから「キラだと疑われている月君ではなく、一時的に我々に所有権を移して欲しい」なんて提案されたらどうするんだろう、と思ったもので…。
何はともあれ、こうやってまた色々と考えることもでき、13巻良かったです。
これで本としての『DEATH NOTE』は完結し、あとはTVアニメ版(関西は、ようやく明後日からスタート)と映画後編を待つのみ、と言った所でしょうか。ゲーム版の方は、個人的には今のところ興味はないです。
DEATH NOTE HOW TO READ 13 (13) | |
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