ホームレス中学生

ドラマ『ホームレス中学生』が、一昨日放送されました。
その日は掻い摘んでしか見れず、いざ録画していたのを見てみると、なかなかどうして、かなり良かったんじゃないでしょうか。

前半は、語り草となっている公園生活を心細さを秘めながらも陽気に描いて笑わせて、中盤になるにつれ、ドラマの雰囲気を保ちながら感動へと演出していく。再び兄弟3人が暮らせる喜びだったり、お互いに思いやる故の葛藤だったり…。「解散！」に始まる過酷な生活環境は、どうしても想像できない所がありますが、そこに描かれている、ごく純粋な兄弟愛は微笑ましく、2時間暖かく観られるドラマでした。
ちなみに『ホームレス中学生』は未読。ただ、番組でもよく喋っているので個々のエピソードはほとんど知っていたのですが、こうして一連なりに見ると、ありきたりかもしれませんが「運命」というものを感じますね。

お笑いファンとしては、そんな人生を歩んだ田村裕がお笑い芸人を志し、今日に至っているのもまた「運命」だと思うので、そういった所もドラマ化して欲しかったなあ、と感じたのですが―。そこら辺は、予告編を見ていると《映画版》で描かれるみたいですね。
えっ、ということは。
田村裕役が小池徹平というのは、少年時代の役だからまだ納得できたものがあるんですが、芸人時代まで演じると思うと…。大丈夫なんでしょうか(笑)。