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『こち亀』終了発表─40周年と引き際の妙

遅ればせながら、この話題。

こちら葛飾区亀有公園前派出所』が来週発売のジャンプおよび200巻をもって終了すると発表されました。
いつかその時が来てしまうと思ってはいたものの、あまりにも性急な発表に思わず「えっ」と声を出してしまうくらいに驚いた。
(発表は突然だったけど、ジャンプ最終号の内容まで収録したコミックスが同時発売など、かなり前から準備されていたんでしょうね)

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自分が『こち亀』に熱中していた期間は、今から思えば短い。
アニメをきっかけにハマり、さすがに100巻超は集められないからと旧作はおもに漫画文庫版で買い揃えました。長い歴史を持つこち亀だけあって、漫画文庫版だけでもシリーズ色々なのですが、写真にあるものは全26巻+補完4巻にコミックス80巻以前の傑作選が収められたシリーズで、今なおよく読み返しては楽しんでいます。
一方で当時のコミックス最新刊の方は、質の低下とかを感じ始めて120巻あたりから買わなくなった。

そこから数えても、もう15年近く続いているワケだから、今は読んでいない自分が軽々に「質の低下」を言うのも失礼だけど…
このままなし崩し的に続けていると、やはりどこかでもっと大きな破綻や瓦解が来ないとも限らなかった。そんななかで…

40周年・200巻をもって惜しまれながらも完結。
連載記録と引き際という相反する2つのこだわりが、これ以上ない最高のバランスとタイミングを保ちながら、この終了の決断を下した、っていう。
なんか、その奇跡にうっすら感動を覚えています。(個人的には「終わって寂しい」より、この感慨の方が強いかな)

コミックスは読まなくなって久しいけれど。
これまでの周年企画などは興味深く見てきました。「カメダス」や「超こち亀」は連載を読んでいなくても好きな一冊です。

そんなワケで、今回の最終200巻特装版も間違いなく買うと思います。
2冊セットになっていて、キャラクターと全話タイトルリストの資料本「こち亀超書(スーパーノート」が付いてくるなんて、完全に自分好みですし…笑。
出来ればジャンプの方も欲しいけど、こっちは買えるかな。品薄になったりしないかな…と少し不安になっていたり。