ファミコンとWii Uの明暗

“ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ”売上速報！　発売4日間で26万3千台を販売 - ファミ通.com

先週10日(木)に発売された通称、「ミニファミコン」が売れてるようです。
言わずとしれた往年のゲーム機・ファミリーコンピュータを小型化し復刻。ファミコンを語るうえで欠かせない30タイトルを内蔵し、そのまま遊べるというファミコン世代にとっては垂涎のハード。

残念ながら自分は、少し世代が違うので今回はスルーしました。
ファミコンミニ*1やバーチャルコンソール(VC)初期のころは、通ぶって「レトロゲームの方が面白い」とか思ったりもしていましたが、その実、プレイしてみると数時間足らずで飽きちゃうこともしばしばでした。
昔のゲームは根源的な面白さだけじゃなく、やはり不親切な部分も多く、思い入れなしにプレイするには厳しい…。

なので個人的には、この成功を受けて今度は「ミニスーパーファミコン」が出てほしいな、なんて期待しています。

ということで30年近く前のゲーム機の魅力が見直されている一方で…

「Ｗｉｉ　Ｕ」国内向け生産終了を正式発表　任天堂　　：日本経済新聞

任天堂の現行機Wii Uの生産が終了です。
そりゃもうソフト出ていないし、次世代機ニンテンドースイッチの存在も見えてきた時期に増産する見込みはないと理屈では分かっていても。2012年末の発売から4年足らずで、その役目を終えようとしているのは、なかなか辛い。

サードのタイトルもほとんど、これまで以上に任天堂タイトルだけで支える格好になっていて、あらためて「失敗」だったと言わざるを得ない。

でも、その任天堂タイトルが粒ぞろいで、1プレイヤーとしてはかなり満足度が高かったのもまた、Wii Uなんですよね。

『The Wonderful 101』
『ベヨネッタ2』
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』
『スーパーマリオメーカー』
そして、『スプラトゥーン』

Wii Uの「毎日のきろく」で確認すると、いずれも100時間オーバーでプレイしていました。
『スプラトゥーン』に至っては、スーファミ以降の自分のゲーム史においても過去最高のプレイ時間に達しているかも。
少数精鋭でこんな充実したハード、自分にとっては初めてです。

まあ、裏を返せば1本あたりにこれだけの時間を費やすぐらい、ほかにプレイしたいソフトもなかったというところにも立ち返ってしまうワケですが。

さて、こんなWii Uを経て、来るニンテンドースイッチはどんなゲーム機になるのだろう。
Wii Uの二の舞にならないよう、ファミコンの栄光を取り戻せるよう、まずは来年1月の続報を楽しみにしたいところ。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

*1:これはゲームボーイアドバンスでの復刻シリーズ。「ファミコンミニ」と今回の「ミニファミコン」、呼び分けがややこしい