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富豪刑事・最終回

富豪刑事』が昨日の放送で最終回でした。中盤、ちゃんと見ていない回もありましたが、神部美和子(深田恭子)の突飛なキャラクターもさることながら、それを固める脇役の面々が味があるキャラクターばかりで、なかなか面白かったです。
そして、最終回。ゲストにエンディング曲「愛のメモリー」をカバーするミッチー(及川光博)と、オリジナルの松崎しげるが登場という、いかにもなキャスティングに期待していましたが、まさしくトンデモな最終回でした(笑)。


終盤、人質となった神戸美和子(深田恭子)を巡り緊迫する場面で、大谷(及川光博)と川村(松崎しげる)がふと“♪美しい人生ぃよぉよょょょお〜”と「愛のメモリー」を歌い出すし、美和子の機転で事件が一件落着したかと思えば、美和子の為に喜久右衛門(夏八木勲)が用意していたトラックの荷台一杯の札束が、どこからともなく吹いた強風にあおられ、舞台となったアジトからハトが舞うように札束が飛んで飛んで、やがて壱万円の雨となって降りそぞく。躍起に拾い集める人々―、そんな中で美和子はに喜久右衛門と共にその場をあとにするなか、一言「これが雪だったら良かったのに…」。
ああ、ワケ分からん結末が最高でした!


と、この場面だけが強烈で頭に残っていますが、第一話から伏線を張っていた瀬崎(筒井康隆/『富豪刑事』原作者)と喜久右衛門との並々ならぬ確執も、喜久右衛門には一切憶えていないと切って捨てられて、あの愛憎はなんだったんだ、と去っていく瀬崎もまたオカしかった。ところで、長井秀和がちょっとだけ出演していたのは何だったのでしょうか?「間違いない…」を言わせたかっただけ?(言わせなかったけど...)