個人的不定期雑感はてな

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M-1グランプリ2004

昨日、『M-1グランプリ2004』が放送されました。毎年、M-1放送中は、楽しみと言うより緊張して見ています(^-^;; そこを笑いで段々と解れていって、後半になると純粋に楽しんで観ている感じです(苦笑)。


今年はなんと言っても、笑い飯の敗退がショッキングでした―。1本目のネタを、期待を持って観てると「あれ?今回あんまり受けてない?ドーン!ていう笑いが来ない...」と段々と消沈していきました。その結果、4位で最終決戦行きならず。勝手に分析するなら、「優勝を狙いに行った」ことが敗因だったように思う。笑い飯の言葉をそのまま信じるわけではないのだけど、最高の新ネタを用意してはいたんだと思う。それは最終決戦用に、と計算しちゃったのが裏目に出た。
というわけで優勝者は既報の通り、アンタッチャブルとなりました。笑い飯に並ぶ優勝候補だっただけに順当な結果だと思います。更に、10年目コンビだということもあり、むしろ嬉しいところです。笑い飯には来年がある!アンタッチャブルは大枠はどちらも観たことのあるネタだったのですが、1本目、2本目共にきっちり『M-1』に合わせて来ていた印象がありました。


しかしながら驚いたのは、南海キャンディーズの最終決戦行き。12月22日に挙げた通り、注目コンビではあったものの、まさか事実上の2位に食い込むとは思わなかった。しずちゃんの雌牛のくだりで、『M-1』全体で最初のドーンってな笑いが来たのが印象的で、その後の山里のツッコミが一つ一つ波を作り、それに乗っかることに成功していた。今回のしずちゃんを見てて思ったのですが、『M-1』は結構、“動き”による笑いが評価されている節がある。前回大会、笑い飯の1本目のネタ…歴史民俗博物でのインパクトは、まさしくドーンと客席の笑い声も止まなかったのが印象深い。
もう1組のファイナリスト、麒麟は敗者復活枠からの登場。敗者復活枠は、決勝未経験者の新しい挑戦者だけが自ずと選ばれる制度なのかも、と思っていたので、意外でした。2001年大会でダークホースとして知る人の少ない中で決勝進出し、松本人志の賞賛を受け、2002年は準決勝敗退、2003年で決勝戦に返り咲き。というM-1において波乱な動向を見せる麒麟は、事前番組でよく「M-1に翻弄されるコンビ」と表現されていた。今回、決勝進出したことは嬉しい反面で、敗者復活というM-1での新しい経験をしたからこそ、またしても“翻弄”の1ページとなるのではないかと心配でもある。ちなみに決勝戦1本目のネタは、敗者復活ライブで披露していたネタと同じでした。(敗者復活戦の模様は、ケーブルテレビで放送されており、今年は時々チェックしていました)
東京ダイナマイトは、漫才よりコントの方が面白いんだな、と再認識。「お笑いブームで先月のギャラは………2兆」という突拍子も無いボケは個人的に笑った。


最後に、11月16日&21日の記事で触れた「ジンクス」を今大会にも当てはめて、整理してみます。
まず前大会との共通項として思い当たるのが、敗者復活コンビが最終決戦にまで上り詰めたこと。昨年はアンタッチャブル、今年は麒麟。また、その高得点によって最終決戦行きを阻まれたコンビは、前回も今回も10年目というラストチャンス組。昨年は2丁拳銃、今年はタカアンドトシ。敗者復活コンビが脅威となることが証明されたかのような今大会、翌年以降、敗者復活vs.3位という構図が注目かも。
そして、千鳥がトップ出番で、暫定1位から最下位へと落ちてしまうのも、新たなジンクス(_ _;; 千鳥は「100択問題」のネタが好きなので、それを披露して欲しかった感もありました。