明智小五郎ＶＳ金田一耕助
土曜ワイド劇場特別企画『明智小五郎ＶＳ金田一耕助』。この名探偵が共演するということだけでワクワクであるし、それ故に不安でもあるし…。そんな曖昧な思いもありつつ、見ていました。やはり、その「曖昧」さが当たっていた感じです。
いや、ドラマ自体はあらゆる意味で面白かったですよ(笑)。特に後半、トンネルでの解決編は“トロッコあり爆弾あり”の有り得ないコトの連続で、ある意味『エンタ』*1以上の面白さを放っていたかも…(_ _;;
ただ、これが“明智小五郎と金田一耕助が夢の共演を果たす一大企画！”の結末がこれかと思うと、かなり肩すかしで至極残念。事件自体も、そんな企画に見合った「推理の応戦」を期待していただけに、元々のサスペンス調のイメージの方が強く物足りなかったかも…。
そもそも、「松岡昌宏＝明智小五郎」「長瀬智也＝金田一耕助」が似合っていたか、というのも気になるところですが、オリジナルストーリーとして舞台を現代に移しているだけに、原作をあまり考えなければ、良い探偵コンビだったと思います。まあ、正直に言ってしまうと、『金田一少年の事件簿』で初めてそのジッチャン・金田一耕助を知った程度の知識ですので、あまり原作には思い入れがない故に、受け入れることが出来たのかもしれません。
つまりは、あくまで「名前だけを借りた企画ドラマ」ということなのかな。
ところで今回から「日にち」を遡って書いてみることにしました。「昨日のことですが…」という書き出しが多いのもどうかと思ったからですが、絶対ではなく書くタイミングと気分によって、遡ったり遡らなかったりすることにします。
